土佐和紙はその独特の風合いだけでなく、機能面においても優れた性質を持っています。
そのほとんどはビニールクロスにはない植物繊維ならではの性質や、繊維の絡み方による表面の凹凸から生み出されるものです。原料はケナフや楮や三椏、雁皮といった自然の植物でできているため身体に害が無く、腐れば肥料になり燃やしても有害物質の出ない現在に求められている最高の仕上げ材です。
- 調湿効果
紙は木材と同じで呼吸しています。湿度の高い時は湿気 を吸収し乾燥したときには備えていた湿気を
放出しますので夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。 - 保温効果
本来紙が持つ性質として 保温効果があります。しかも和紙の場合は洋紙より繊維の隙間が大きい為、
保温効果も抜群です。
- 調光効果
無作為に並んだ繊維が光を乱反射させるので照明の灯かりや日光もとても柔らかく感じます。 - 吸音効果
光と同様、音も分散・乱反射しますので、耳触りがやわら かくなるだけでなく、
部屋から洩れる音も軽減できます。
土佐和紙 ( 壁・天井 )