そのシューズクロークはもったいない?

こんにちは。一級建築士の宮本です。

今日は玄関の「シューズクローク」について。

家の顔でもある玄関。

お客さんや宅配便・近所の方がいつ来るかわからないので、
いつもキレイに片づけておきたいですよね。

 

そのため、家づくりを検討されている方はシューズクローク(SC)を設けて、
収納できるスペースを確保される方が多いようです。

この間取りはピンタレストに載っていたのを参考に。

玄関の横にSCがあり、家族はSCからホールに上がるパターン。

このカタチよく見ます。間取り図で見ると広く見えますよね。

 

玄関の幅が1m23㎝程度、SCの幅も同じ。

棚板の奥行を40㎝とすると、通路幅は83㎝に。
人が出入りするには問題ないサイズです。

 

こっちの間取りはどうでしょか?

 

SCのスペースに奥行のある収納1を置いてみました。

ほら、玄関を開けた時に広く見えないですか?

奥行を60㎝程度にすると、ベビーカーや子供のおもちゃなども十分収納可能です。

棚板の高さを調整すれば掃除道具やコートなども収納できますよね。

 

わかりやすいように横並びで比べてください。

SCの方は玄関に入ると圧迫感がないですか?

間取り図では感じにくいですが、パースにしてみるとよくわかります。

いつ来るかわからないお客さんのために、家族が狭い入口を使うのは勿体ないですよね。

収納2の方に、家族分の靴収納用オープン棚を作って、毎日直すようにしておけば、
玄関はスッキリです。扉を付けると、毎日の事なので面倒に。

スペースをとれる大きさがある場合はSCはいいと思いますが、
むりくり設けてしまうと、後から使い勝手が悪く感じるかも。

私ならこのサイズのSCなら、収納1をおススメします。

玄関は広い方が、家族で出かける時など窮屈なこともないし、
買い物をして、荷物をもっている時などは助かります。

あなたならどちらを選びますか?

家づくりの参考になれば嬉しいです。

 

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