リフォームで壁を撤去して引き戸に!注意点も解説します

子どもが独り立ちしたことで、部屋が空いたため書斎やクローゼットにしたいとの要望があります。
壁を撤去して引き戸にすることで、行き来が楽になり、利便性が向上します。

そこで今回は、壁を撤去して引き戸にするリフォームの流れと、その注意点を紹介します。

□壁を撤去して引き戸にするリフォーム

壁を撤去して引き戸にするリフォームの流れは、次のようになります。

1.壁の撤去、解体、処分
2.建具枠取り付け
3.電気配線改修(必要な場合のみ)
4.壁、天井クロス貼り替え(必要な場合のみ)
5.引き戸取り付け
6.電気仕上げ(必要な場合のみ)

壁の撤去から、引き戸を設置するまでに約3日から5日の工期がかかります。
そして、電気配線の改修工事があると1日延びると認識しておきましょう。

□壁を撤去するリフォームの注意点

*マンションで行う場合

マンションの壁を取り除く場合は、まず管理人に相談する必要があります。
マンションであっても、構造的には梁と柱で建物を支えていることが多いため、室内の壁は撤去できる部分がほとんどです。

しかし、契約書や管理規約の内容によって壁が取り除けない場合もあるため、まずは管理人に相談しましょう。

*電気配線の埋め込みがある場合

照明のスイッチが近くにある場合や、コンセントが近くにある場合は電気配線が埋め込まれています。
電気配線工事は電気工事法によって、第2種電気工事士や第1種電気工事士などの国家資格の有資格者のみに許可されています。

そのため、電気配線工事が必要な場合には追加の費用が発生します。
リフォーム後のコンセントや、照明のスイッチの位置を予め決めておくと良いでしょう。

*撤去できない壁もある

リフォームの際に、構造的に撤去してはいけない壁の場合があります。
耐力壁と言われる壁は、住宅の構造を保つために必要な壁です。
取り除いてしまうと耐震性が下がったり、住宅の構造のバランスが崩れてしまったりする可能性があります。

耐力壁であるかどうかは、住宅の図面があれば判断できます。

□まとめ

今回は、壁を撤去して引き戸にするリフォームについて、その流れと注意点を紹介しました。

壁を撤去して引き戸にするリフォームの流れを簡単に示すと、壁を撤去し、建具枠を取り付け、引き戸を取り付けるという流れです。
ただし、場合によっては電気配線の工事が必要な場合があります。
工期が短い工事であるため、比較的手軽に行えます。

しかし、今回紹介した注意点もありますので、考慮した上で判断してみてください。
弊社でも壁を引き戸にするリフォームを承っておりますので、ぜひご相談ください。

リフォームで壁を撤去して引き戸に!注意点も解説します
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