変動金利の場合、金利は半年毎に見直しますが、5年間の間は返済額の変更は無く、
5年後の返済額見直しの時期が来ても、返済額は1.25倍までと抑えており、急激な返済額の上昇にはならないようになっています。
たとえば、毎月返済額が8万円の場合では、1.25倍ですから、10万円を超えてくる分はその時は支払わなくてもいいようになっています。
ここで、なんて優しい基準があるんだ!と思って、変動金利にしようと思った人は危険ですよ。
返済額の急激な上昇は抑えてありますけど、金利の上昇には制限がないんですね。
返済額は抑えられているのに、金利に制限がないということはどういうことか。
少ない返済額で高い金利の場合、返済額に占める利息の割合が大きくなり、元金が減らなくなる。
最悪のケースでは、利息>返済額という返済額を全て利息にあてても足らず、利息の未払いまで発生することもあります。
当然、元金は全く減りません。この場合、残高が減るのではなく、どんどん増えていくことになります。
そして、返済期間終了時、残高が残っていれば、一括返済です。
変動金利の未払い利息(1.25倍ルール)