戸建住宅に中庭を作ることには憧れますよね。
子どもを安全に遊ばせたい、プライベートな庭にしたい、という方も多く、中庭のある戸建住宅は増えています。
そこで今回は、戸建住宅に中庭を作るメリットと注意点を解説します。
□戸建てで中庭を作るメリット
＊家全体が明るくなる
中庭を作らない家造りをしていると、どうしても自然光が取り入れられない部屋ができてしまいます。
特に北側の部屋は暗くなりがちで、カビや湿気が気になってしまうことも。
しかし、中庭を作ることによって、家全体で中庭から自然光を取り入れられます。
また、自然光を取り入れることで、昼間の照明代や冬場の暖房代を抑えることにもつながります。
＊プライベートな庭ができる
庭で子どもを遊ばせるときに、近所の視線や通りからの視線を気にする方も多いでしょう。
中庭であれば、外からは見えないプライベートな庭で遊ばせられます。
また、中庭は半閉鎖空間であるため、子どもの遊び声を気にすることも減ります。
遊び場として中庭を作る場合には、人工芝を敷いてクッション性を上げたり、タイルを敷いて水はけを良くしたりするのがおすすめです。
＊風通しが良くなる
中庭を作ると住宅全体の窓の数が増えるため、風通しが良くなります。
風通しが良くなることで、湿気が溜まるのを防いだり、カビの発生を防いだりできるため、健康的で快適に過ごせます。
□中庭の注意点
・耐震等級が下がる可能性
・窓や壁が汚れやすい
中庭を作るための構造は複雑なため、四角い構造に比べると耐震等級が下がってしまいます。
耐震等級は住宅の価値につながるため、できるだけ高いほうが良いとされています。
しかし、最高評価を得られなくても、建築基準法を満たす基準の耐震性能は確保できます。
また、中庭を作るときの注意点として窓や壁の汚れがあります。
中庭には屋根がないため、雨が中庭の壁や窓に当たります。
そして、特に中庭の南側の壁は太陽光が当たらないため、湿った状態になりがちです。
そのため、壁や窓に汚れが溜まりやすく、目立ってしまいます。
□まとめ
今回は、戸建てで中庭を作るメリットと、注意点について紹介しました。
中庭を作ることで、家全体の明るさが上がり、プライベートな庭を作れて、風通しが良くなるというメリットがあります。
ただし、耐震等級が下がる可能性と、窓や壁の汚れには注意しましょう。
今回の記事を読んで中庭に興味を持った方は、弊社でも承っておりますので、ぜひご相談ください。