吹き抜けのある家のメリットとは?吹き抜けのある家を作るにはどうしたら良い?

吹き抜けは、開放的でおしゃれな空間を作れるため、新築時に作るべきかどうか悩む人もたくさんいます。
しかし、メリットだけに目を向けていると、吹き抜けの注意点にまで目が向かなくなってしまいます。

そこで今回は、吹き抜けのある家のメリットに加えて、吹き抜けを取り入れる際の注意点をご紹介します。
注文住宅で吹き抜けを作るべきかどうか悩まれている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

□吹き抜けの家のメリットとは?

*開放的で広く感じられる

吹き抜けを取り入れることで、天井が高くなり開放的な空間を作れます。
特に、敷地面積の都合で居住空間が狭く感じてしまうような、都市部の土地で効果的です。

天井高が低く、閉鎖的に感じられるような空間の場合、部屋の見た目以上に狭さを感じることになってしまいます。
そのような場合に吹き抜けを活用することで、部屋の視界が広がり、開放感を感じる空間作りが可能です。

*採光を取れる

吹き抜けを取り入れて、2階部分に窓をつけることで、十分な採光を確保できます。
例えば、南側にあって影ができてしまうような土地でも、吹き抜けと2階の窓を上手く活用することで、冬場であっても明るい空間を作れます。
そのため、部屋を明るくしたい場合には、吹き抜けは非常におすすめです。

*家族の気配を感じられる

また、吹き抜けは1階と2階がつながるため、家族の気配を感じやすいメリットもあります。
例えば、ご飯ができたときに、2階まで呼びに行く必要がなくなって、家のどこにいてもコミュニケーションが取りやすくなります。
家族の気配を常に感じ、どこに誰がいるのかを確認しやすいので、家族間の距離が近くなりますよ。

□吹き抜けの家を作るときに気を付けるポイントについて

1.暑さ・寒さ対策

吹き抜けを取り入れる際は、あらかじめ暑さ・寒さ対策を施しておくことが重要です。
吹き抜けのある家では、夏は直射日光で室内が暑くなり、冬は温かい空気が上部に逃げてしまう問題があります。
そのため、日差しを防ぐためのカーテンを設置したり、上部の空気を家全体に循環できるように、天井にシーリングファンを設置したりして、しっかりと対策を取っておきましょう。

2.光熱費

先程もお伝えしたように、吹き抜けのある家は夏の暑さ・冬の寒さが気になるため、エアコンによる光熱費がかさみやすい傾向にあります。
せっかくおしゃれな家を建てたのに、コスパの悪い家になってしまってはもったいないので、断熱性や気密性の高い素材を使うことが重要です。

3.臭い・音

空間につながりがあることから、吹き抜けのある家では、臭いや音の伝わりにも注意が必要です。
料理の臭いや日常の音が広がるため、寝室や子供部屋を近くに配置すると、睡眠や勉強に支障をきたす可能性があります。
こうした問題を解決するためには、通風性の高い窓やファンを設置したり、消臭素材を使ったりして、臭いや音が伝わらないような工夫が大切です。

4.収納スペース

吹き抜けのある家では、通常ならあるはずの2階の部屋がないため、収納スペースが限られてしまいます。
収納不足が起こると、部屋が乱雑になってしまい、美しい吹き抜けの空間も台無しになってしまうかもしれません。
そのため、デッドスペースを活用したり、収納計画を立てたりして、十分な収納を確保することが重要です。

□まとめ

吹き抜けのある家は、開放的でおしゃれな空間を演出してくれますが、一方で注意点もあります。
そのため、メリットと注意点をバランスよく考え、対策を講じることが大切です。
心地良さと美しさを両立させて、理想の吹き抜けの家を実現しましょう。

吹き抜けのある家のメリットとは?吹き抜けのある家を作るにはどうしたら良い?
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